新車を買ったら『慣らし運転をしましょう』と言われたことありませんか?
今のご時世、そもそも慣らし運転ってなんぞや?という方もいるのでは。
この記事では慣らし運転と、その必要性の有無についてご説明していきます。
この記事を読むことで、現在の慣らし運転事情が掴めます♪
慣らし運転とは?
自動車がまだまだ高嶺の花だった1960年代頃、工業力もまだまだ発展途上でした。
金属パーツの成形にも荒さがあり、『バリ』と呼ばれる余剰部分が除去しきれていない事もしばしば。
エンジンやミッションを動かす過程でそのバリが取れると、内部に本来は存在してはいけないゴミが滞留します。
金属同士で擦れ微細な金属粉となり、大切な部品を痛めてしまう事例が多々発生していました。
実際『初回オイル交換時はキラキラした金属粉が混じった、華やかなオイルが出てきてたよ』なんていう恐ろしい話を、古参の整備士が語ってくれたことも。
そんな時代の名残もあり、1000キロでオイル交換やエンジン回転を制限し、徐々に回転を引き上げていく(MT全盛期だからこそですね)慣らし運転を行い、バリを取りつつ金属粉を早い段階で除去するプロセスを経ていた訳です。
現在でも必要?不要?
しかし!時は2022年、開発されたばかりの3Dプリンターでもあるまい日本の工業製品に、よもやそんな余剰部分など出ません!結論を言います。
慣らし運転は不要です!!
また、エンジン回転縛りをつけようにも、CVT車が増えたためその調整は却って難しいものに。
気をつけるとしたら、納車直後に全開で高速に乗り、速度制限を無視しひたすら加速する、みたいな事をしない事(誰もやりませんよね笑)
※ちなみにスポーツカーはエンジン回転がスムーズになる様に、ある程度こだわって慣らしていく方が多いです。
愛車へのこだわりと実益を兼ねていますので、満足できるやり方で実施されてください。
エンジンオイルの1,000キロ交換は必要?
慣らし運転と共に『1000キロでオイル・オイルフィルターを交換したい』と希望される方がいらっしゃいます。
前述の様にコダワリがある方もいらっしゃるので、絶対にするな!とまでは言いませんが、基本的に
納車直後のオイル交換は不要です!
SDGsが声高に叫ばれている昨今、オイル交換は5000キロ、オイルフィルターは10000キロで十分!
早期のオイル交換はお金も資源も勿体無いだけ。
基本的に管理人はオススメしていません😌
まとめとちょっと私見
いかがでしょう?
慣習だった事でも、時代にそぐわない事というのは確実に出てきます。
先日たまたま国会中継を見た時、答弁のたびに発言場に移動している大臣の映像が流れていました。
慣習なんだろうけど時間の無駄だなぁと感じました。
その日の発言者にピンマイクを装着させ、発言時その場で起立、適時発言させればその分もっと質疑や答弁の時間が取れるのに。
それらと同じで、昔からの慣習だからと思考を止めてはいけません。
物事はより良くしていく事が可能です。
せっかくならば新しい知識を取り入れて、毎日を快適により楽しく過ごしていきましょう♪(もちろん、伝統芸能や職人技術などを否定する意図はありませんよ)
それでは今日も安全運転で、行ってらっしゃい👋
コメント