車に乗るった時、スピードメーターが180km/hを刻んでいることを疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、自分では調べる事まではしないけれど、なぜ180km?と気になるスピードメーターにまつわる豆知識をご紹介します♪
この記事を読めば、あなたもドヤ顔でうんちくを聞かせてあげられる様になりますよ(笑)
高度経済成長の弊害
1970年代、日本のモノづくり技術の向上と共に自動車の性能は右肩上がり。
しかし、それに比例するように交通事故・死亡事故も増加の一途を辿ります。
そこで国交相(当時)は各自動車メーカーに暗黙の規制を指示。
一定の年齢の方には懐かしい機能だと思いますが、100km/hから1割程超過すると『キンコン♪キンコン♪』と警告ブザーが鳴る装置を義務化。
それと同時に上限速度を180km/h(軽自動車は140km/h)とし、燃料カットを伴うスピードリミッター設定させます。
これらの規制はあくまでメーカーの自主規制という形を取り、少し車に詳しい方なら耳にしたことがある280馬力規制や、軽自動車64馬力規制とい形で業界を縛ります😖
様々な規制がかかることにより着実に事故は減少し、ピーク時は16,000人に達していた交通事故死亡者数も、現在では3,215人まで減っています。
安全のために引き換えたこと
ただ、その間も海外メーカーは高性能化を進め、規制で頭打ちとなった日本車の高性能化は遅れを取ることになりました。(その分燃費・環境性能は進化しましたね🍀)
その後、警報装置や280馬力規制は撤廃されましたが、180km/hスピードリミッターと軽自動車64馬力規制は依然として残ったままです。
余談ですが、2004年に280馬力規制を突破した第一号車は
HONDA『レジェンド』
それを皮切りに、2代目ホンダNSX・ニッサンGT-R・レクサスLFAなど、再び世界と肩を並べる高性能車が陽の目を見る事となりました☀️
実際に出せないのに必要なのか?
自動車が工業製品として完成に近づいた現在、競争のために青天井に記載する必要性は薄れています。
しかし、高性能を謳い文句としたスポーツカーや、エグゼクティブのための高級車などが存在する意義の一つとして、やはり最高速度や最高出力というのは価値と魅力を持つものです。
想像してみてください。
ともすればお家が買えそうなスーパーカーや、いかつい高級車が国内の速度制限ぴったりしか速度が出せないとなったら、果たして売れるでしょうか?
そうなれば各メーカー、各ジャンルごとに1種類ずつラインナップすれば事が済んでしまいますよね。
下手をすれば、自動車メーカーは統合の憂き目にあってしまうかもしれません。
多様性が謳われる現代、工業製品である自動車にもそれなりの個性(性能差)がなければ不自然ですよね。
実際のところドイツのアウトバーンなどは、以前より減ったとはいえ速度無制限区間などもあり、最高速度を高められた車に大きな価値があります。
管理人が耳にしたことのある話で、免許証に点数制度がない国では、スピード違反で罰金を支払って終わりと言う国もあるようです😅
良いか悪いかは別として、時間をお金で買っているパターンの一つです。
まとめ
国内においては、厳格な速度制限と免許の点数制度、重大事故減少などの目的のため性能追求はあまり重視されませんが、工業製品である自動車にとって一定以上の役割がある部分だとご理解いただけたでしょうか😃
偉そうに講釈を垂れた管理人も以前は性能重視、スピード狂のような一面を持っていた時期がありました😅
でも今は雰囲気で楽しめるS660のような、身の丈にあった車が楽しく感じられたりしていますので、これから先、時代と価値観がどう変化していくのか、とても楽しみだったりします🍀
それでは今日も安全運転で、行ってらっしゃい👋
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