皆さん、自動車保険の仕組みは理解出来てますか?
生命保険などと同じで、保険と聞くだけで文面を読む気が無くなります!という方も多いのでは(笑)
この記事では、任意保険の補償の中でも意見が分かれる『車両保険』について解説します。
なるべく分かりやすくお伝えしますから、一緒に学んでいきましょう♪
車両保険
まず、車両保険は任意保険の特約で、加入する事で自分の車に対して補償が発生すると覚えておきましょう。
そして車両保険のグレードは主に2種類。
『一般型』と『エコノミー型』に分かれています。
一般型 | エコノミー型 | |
車やバイクとの事故 (相手が分かっている) | ○ | ○ |
当て逃げ (相手が不明) | ○ | × |
自転車との事故 | ○ | × |
電柱・ガードレール 建物との事故(単独) | ○ | × |
転落・墜落 | ○ | × |
台風・洪水・高潮・盗難 火災・落雷・いたずら Fガラスへの飛石損害 | ○ | ○ |
動物との衝突 エコノミー型は保険会社で 異なります。 | ○ | ○ 2022年1月以降の契約 |
地震/津波・噴火・テロ | × | × |
一般型
ほぼ全ての損害に対して使用可能。地震/津波・噴火・テロでの損害補償は不可となっています。(地震に関しては別途一部補償特約もあり)
エコノミー型
上記ケースに加え、自損事故・落下・転覆・自転車との接触/衝突・当て逃げ(保険会社によっては、近年対応するケースも。要確認)などの損害補償は、不可となっています。
事故が発生すると、損傷した愛車の修理代は、過失割合分が自己負担となります。
俗に言う100%過失事故(追突・停車中の車への衝突の加害者側)の場合、修理代の全てが自己負担になる訳ですね。
一般型であれば、ほぼ全ての修理代が補償されます。
が、エコノミー型だと、例えば電柱/ガードレール/店舗に突っ込んだなど、単独事故の場合の補償はなし!という事ですね💦(他車が損害に絡んでいれば補償可能になります)
とは言え、一部自然災害や、フロントガラスへの落下物などは1等級ダウン、1年間の事故ありペナルティで利用可能という事もあり、最低でもエコノミー型の補償加入はおススメしたい所です。
修理代の高騰に備える
最近の板金修理事情でもご紹介しましたが、現在の自動車の修理代は非常に高くつきます。
『乗り潰すから時間が経った後の劣化なんてどうでもいい!』
という割り切ったユーザーさんなら、安く修理する事が出来ないわけではありませんが、場合によっては簡単に修理不能(全損)認定が出る事も。
例えば2代目N-BOX以降のホンダ車は、天井に歪みが出るような損傷になると修理業者さんが
『直せません🙌』と降参する場合も…😥
車両保険無しでこういったケースに至ると、大損してしまうケースが出てきます。
た・だ・し!中途半端な金額の自損修理で車両保険を使用すると、翌年以降3等級ダウン・事故ありペナルティ適応で3年間の間に保険料を回収されてしまいます。
この辺りの匙加減は、また次回にご紹介したいと思います。
結局、必要?不要?
管理人がお金管理のメンター(師匠)と仰ぐ、リベラルアーツ大学の両学長の動画では『車両保険は不要、貯蓄で備えよう!』と紹介されています。
https://youtu.be/5N1r7NAfuqE
でも!ここは田舎住まいの観点から反論させていただきます。
というのも管理人が住んでいる高知県、無保険運行の車が10%も存在します(大手保険会社調べ)
という事はですよ?運悪く1割の車にぶつけられたら、保険会社を通じてではなく直接相手に修理代を請求しなければなりません。
任意保険に加入していない方は、お金がない・勿体ないといった自分勝手な理由の方が多い印象です。
なので、示談交渉時想像以上に回収も難航します(払ってもらえない・連絡が取れなくなるケースも)
実際に、本来相手が支払うべき修理代が回収できず、自費で支払う羽目に…というケースを何度か経験しました。
こういった厄介な事案発生時に、車両保険さえあれば修理代を保険会社が立て替え払い、相手からの回収も代行してくれる訳です!
『でも自分が悪い訳じゃ何のに保険を使ったら、等級がダウン、しかも事故ありペナルティで保険料が上がるじゃないか!』とお怒りのあなたに朗報です😊
ご自身の過失がゼロ(無過失)ならば、ノーカウント事故として扱われますので、懐は痛みません♪(※無過失特約加入の場合・保険会社によっては標準付帯)
それどころか損傷が大きければ、新価特約(半損以上の損害で新車購入価格分+αが支払われます)で新車の再取得が可能になるかも!(無過失ならノーカウントの保険会社もあります)
加入するお店・スタッフを見極めよう
ここまでは、好事例を紹介しましたが、こういった内容は事故によりケースバイケース。
信頼出来る営業スタッフ・保険代理店さんにしっかりとあなたの現状を把握してもらい、アドバイスしてもらう事が重要になります。
管理人がご提案する際は、お客様が支払う保険料はなるべく抑えつつ、受け取るべき保険金が手厚くなるようお見積もりを心掛けています。
が、保険料の単価がアップすれば保険会社・代理店のマージンが増えるのもまた事実ですから、加入する窓口は慎重に選びましょう!
まとめ
いかがでしたか?
両学長が提案されている車両保険不要論は、それなりの年数が経過した中古車で、事故で廃車になっても惜しくない車両ならば、ベストプランだと思います🍀
実際、保険料が高くなりがちな若い世代が、15万円しか時価額のない中古車両に車両保険を掛けて保険料を高騰させる事は、管理人もナンセンスだと思います。
しかしハイテク化した現在の新車を、残価クレジットや個人向けリースなどで購入している場合、事故が起こった後に借金しか残らなかった…という最悪のケースにならない様、最低限備えて欲しいと考える管理人からの提案記事でした。
それでは今日も安全運転で、行ってらっしゃい👋
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