所詮、軽は軽!と言う意見にズバリ答えます!

豆知識

鵜×露紛争の影響で、凄まじい勢いで物価の上昇が続いていますね(汗)
自動車も部材・鋼板上昇のあおりを受け、車両本体価格がじわりじわりと上昇中。
近くトヨタ自動車も値上げかと報道され、業界の風向きは完全に向かい風状態。
実際に現状でも軽自動車の乗り出し価格が200万円オーバーは当たり前、総額250万円近くになることも珍しくありません。

とかチーズ
とかチーズ

そんな軽自動車、お値段なりの価値があるのかな?

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以前から言われがちな、軽自動車だから安全ではないと言う価値観は、本当に正しいのか?を、管理人なりに検証してみたいと思います。

軽自動車の成立ち

1949年、戦後復興の一助を目指し、軽自動車制度がスタート。
運転免許証にも軽自動車専用区分が設定されていました。
他の免許区分に比べ取得費用も安く、実技試験がパスされているなど、黎明期ならではの仕組みとなっていたのも面白いですね。

参照:軽自動車検査協会 軽自動車というより、軽車両がしっくりきます

また、初期の軽自動車種はオート三輪や二輪に集中していたのですが、1958年、スバル360の登場から流れが大きく変わり、ホンダもT360(軽トラック)N360などを発売しました。
実用に十分耐えられる室内空間、エンジン・耐久性能など、軽自動車が劇的に進化した時期となります。

続いて1976年に、排気量が550ccへと拡大。
当時の社会問題であった排気ガス対策で、排気量を拡大しないと出力が確保できない事が理由でした。
1980年代後半のバブル絶頂期に、ターボで加給し64馬力を達成したアルトワークスを皮切りに、続々と高出力化が図られましたが『自主規制(公権力による圧力説が濃厚です)』により、上限縛りのまま、現在に至っています。

参照:スズキ株式会社 時代は感じますが、車全体からスポーツマインドが迸っています

更に1990年に660ccへ排気量が拡大。
それに伴い全長・全幅が現在の基準へと拡大され、安全性の向上が図られました。
走行性能も大きく向上し、安定性や静粛性の進化には目を見張るものがあります。
また室内の質感や各種装備も充実し、小型車との格差が一気に縮まったきっかけともなりました。

参照:本田技研工業 新規格ライフは本当に良く売れましたね
現在のNーBOX快進撃へと繋がっていますね

軽自動車が制度として設定された初期とは、全く別物と言えるのがお分かり頂けた事でしょう。

軽自動車の優遇

軽自動車のメリット、それはなんと言っても税制面の優遇です。

参照:軽自動車協会 自動二輪と同じ扱いだったりします

年間の自動車税は地方税でこそあるものの、全国で統一化されており

『10,800円』

使い勝手が大差のないコンパクトクラス、1500ccの自動車税が

『30,500円』

であることを考えると、その優遇っぷりが分かるでしょう。

それに加えて、車検期間分の自賠責保険や重量税も割安に設定されており、具体的に車検一回辺りの費用差は2〜3万円以上となります。(比較する車種によって異なります)

更に!任意保険面も優遇されており、車種ごとに振れ幅はありますが、2〜3割ほど保険料が安くなります。

参照:損保ジャパン 自家用8車種の中でも自家用軽四輪乗用車は法顕量が安い!

維持費の面から見れば、軽自動車は確実にオススメと言えるでしょう。

軽自動車否定派の主張に対して

軽自動車のレビューや、新車情報サイトなどで書き込まれるコメントを見ていると『軽自動車は危険』『走る棺桶』『軽自動車は貧乏人の乗り物』などと書き込む方が一定数存在します。

自動車アセスメント2019年の試験結果を引用し比較してみましょう。

NーWGNの試験結果
アコードの試験の結果

いかがでしょう?
同じ年、同じ試験基準で軽自動車と大型セダンを比較してみた場合、なんと衝突安全性能スコアはほぼ同等となっています。
サイドエアバッグ・カーテンエアバッグが標準装備されたNーWGNは、当時の軽自動車トップクラスの安全性ではありますが、今後発売される車種はこのレベルを基準としていきます。
この結果をみても、軽自動車が普通車に比べ、一定の基準までの安全性が格段に劣っている理由にはならないでしょう。

ただ、衝突した物体の重量影響は確実にあるため、大型トラックと衝突した場合など、軽量な方が押し負けてしまうのは事実です。
とはいえ、そのケースの場合軽自動車だけが危険な訳ではなく、コンパクトカーやミニバン、セダンであろうと同様です。
制度として軽自動車が認められている以上、車種を問わず安全性を研究し続けていく姿勢が必要だと管理人は考えています。

ホンダは早くから自動車同士の衝突実験を行い、そこで得られた様々なデータを次の研究開発に活かしています。

こちらで衝突安全性へのホンダの取り組みが見られます

燃費性能

ここはズバリ言いましょう!
かつての様な燃費アドバンテージは随分と減少しています。

アルトやミライースの様な軽量・低全高タイプはWLTCモード燃費がリッター25km/l前後が上限値。
ハイトワゴンタイプやスーパーハイルーフタイプは18〜22km/l近辺で上限となる印象。
標準装備の増加や、安全性向上のための重量増で、低燃費追求が進んだ昨今であっても劇的な進化が難しくなっています。

参照:JAF 得手不得手をひっくるめた燃費です

また、JC08モードからWLTCモードへと燃費基準が変化したのもポイント。
絶対的な数値こそ低下していますが、市街地郊外高速道路の3つを平均して割り出す手法のため、実燃費に近づいたと考えて大丈夫です。

燃費のみに重点をおいて軽自動車をチョイスする、というのはオススメではありません。
そういった方にはハイブリッド車をオススメします🍀

まとめ

いかがでしたか?

軽自動車の成り立ちやメリット、反対派の方への反論などを取り上げてみました。
街乗りメインの方や、住宅街中心の使い方を考えた時に、軽自動車が最適である事は疑いようの余地もありません。

実際、日本の生活道路の大半は狭いまま。

島国日本とヨーロッパでは事情が異なりますね

駐車場でのドアの開閉も気を遣いますが、元々車幅の狭い軽自動車ならば接触のリスクを減らせます。
小さな子供が開閉する場合でも、そこそこリスクマネジメントが可能。

車の形状・車種へのこだわりが無ければ、軽自動車を積極的に選択していく方が維持費リセールバリューなどの面で有利と言えると思います。

とは言え軽自動車でも快適なドライブは可能です😃

逆に小型車以上がオススメになる方はとしては、高速道路の長距離利用頻度が高い方4名定員では不足4人乗車時に荷物が乗らないなど。
TPOに合わせ賢く検討・購入し分けていくのがオススメです。

それでは今日も安全運転で、行ってらっしゃい👋

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