ワイパートラブルの原因とあなたが行える対策

トラブル回避

自動車のワイパーシステム、実は大昔からほぼ構造が変わっていません。
その構造は『拭き取り用ラバーが付いたアームをモーターで動かす』というシンプルなもの。
ただ、外観デザインの変化に伴い様々な工夫がされていたり、それゆえに出てくるトラブルなどもあります。

視界が悪いとリスクが急上昇

最低限の知識を知っておく事で『この現象は何?怖い💦』という漠然とした不安を消す事ができます。
今回の記事ではそれらの紹介やトラブルへの対処方法をお伝えしたいと思います。

ワイパートラブル

とかチーズ
とかチーズ

主にどんな物があるか見ていきましょう👀

劣化

ワイパーラバーがゴムである以上、避けられないのが劣化。
外気の酸素や温度・紫外線によって自然と劣化します。
走行ペースにもよりますが、半年ほど経過すると劣化の兆候が出始めます。
一年使えば多くの場合拭き残しが発生、水の線が残り前が見え辛くなります。

円で囲んでいる部分、クタっとヘタっているのが見えますよね?

さらに進行するとゴムの端が切れ始め、拭き取りが極端に悪くなり、最悪アームとガラスが接触・損傷する可能性が出てきます。
この状態では車検にも合格出来ませんから、早期の交換をオススメします。

ビビり・異音

上記のように劣化はしていない・交換からさほど経過していない場合でも、ビビりや異音が発生する場合があります。
原因としてガラスに付着した油膜・撥水剤・アームの不具合が考えられます。
また、ビビりや異音は小雨の際に発生しやすいのも特徴です。

小雨だと雨の音もそこまで大きくないので、余計に異音にも気付きやすくなります。

油膜の場合

これが中々厄介💦
夜間のギラギラを引き起こし、視界不良の原因にもなります。
また、油膜が全体に広がるとビビり・異音の原因にもなります。

発生原因としては、
・ワックス成分が雨で流れ落ち付着
・路面の油分が雨で跳ね上げられ付着
・舗装工事直後のアスファルトを走行することで付着
などが考えらます。
また、塩分や排気ガス・化学成分の混じった水分がガラス状で蒸発し、時間が経過すると『ウロコ』と言われる状態となり、研磨しないと除去出来ない強固なこびり付きとなります。

対策:油膜取り
専用の油膜除去剤を使用し油分を除去。
完全に油膜がない状態だと、ガラス面が水を弾くことがなく、綺麗に均一に広がります。

撥水剤の場合

施工していれば、雨水が綺麗な水玉となり、走行風で雨粒が吹っ飛んでいく便利な撥水加工。

撥水剤のオススメも載っています😊

しかし、実は普通のワイパーラバーと相性が悪いんです。
施工された撥水剤をワイパーラバーが刮いでしまい、撥水性能の低下と共にビビりの原因となります。
これは撥水剤対応ラバーを使用する事で防ぐ事が可能です。
費用などの詳細は↓交換費用の項目にて、ご確認ください。

アームの不具合の場合

現行フィット、左右のブレード長の差が一目瞭然です

これは車両側の問題となります。
最近のフロントガラスは、デザイン性や空気抵抗の低減のために傾斜がきつく、拭き取り面積が広くなっています。
そのため、左右で長さが異なるアームが採用される事が多いのですが、ガラスに圧着させるスプリングが強いようです。
微妙な部品の個体差や、取り付けのちょっとした差異がきっかけでビビりの原因になる事も。

画像は現行フリード、ガラスエリアの広さが際立っていますよね

対策:部品交換
新車でワイパーラバーも新しい状態、かつ油膜取りなども行なった状態でも、ビビりや異音が発生する場合は、ワイパーアームの交換を依頼しましょう。
保証期間内であれば費用はかかりませんし、この手の異音は時間が経過すれば直るという類のものではありませんから、遠慮せずに販売店へ申し出てください。

ワイパーラバー交換費用

一年に一回を目処にラバー(ゴム部位)を交換しましょう。
金額は一本700円程度〜
(車種によって異なります)
あらかじめ撥水剤がコーティングされた撥水ラバーもあり、お値段は1400円程度〜
(車種によって異なります)

交換は販売店・量販店・ガソリンスタンドなどで可能ですが、自分で購入し交換する際は適合をしっかりと確認しましょう。
車種ごとに多種多様な長さがあるため、売り場には大量のワイパーラバーが並んでいます。
間違えて購入すると、基本的に使いまわせません。
現行Nシリーズの様に交換に少し手間がかかるタイプも増加していますから、DIYが得意な人以外は素直にお店に依頼する方がベターです。

もし自分でチャレンジするなら元の状態を撮影し、確認出来るよう作業してくださいね🍀

また、ガソリンスタンドで交換を勧められた場合、ブレードから交換されてしまう事があります。
これをやられると費用が片側2000円を超えてくる上に、純正ラバーが利用出来なくなるデメリットが発生します。
基本的にディーラーでの交換がオススメです。
管理人のお店では工賃をいただいておりませんが、お店によってはしっかり計上される場合もありますから、事前に確認くださいね🍀

まとめ

いかがでしたか?
長く使用されている自動車のワイパーシステム、シンプルで高効率ゆえにこれを上回る方法が出てこない状況です。
とはいえガラス形状の多様化や、撥水機能の進化など、環境の変化がワイパーラバーの使い勝手や寿命に多分に影響を与えるのも事実です。
最低限の知識を知っておく事で『この現象はなんだ?怖い💦』という漠然とした不安を消す事ができます。

それでは今日も安全運転で、行ってらっしゃい👋

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